(美和, 他 2005) 自閉症と乗馬

自閉症の諸症状に対し、乗馬が有効であったとする症例報告。

自閉症児における乗馬活動による症状改善と乗馬習得過程 1自閉症児を通して(原著論文/症例報告)
Author:美和千尋(名古屋大学 医学部保健学科), 杉浦玉紀, 慶野宏臣, 慶野裕美
Source:作業療法(0289-4920)24巻3号 Page262-268(2005.06)

Abstract:11歳男.乗馬活動を8ヵ月間施行した効果と習得過程をScale for evaluating the effect of Human-Equips-Interaction on Mental activity(HEIM) scale,小児版意志質問紙,母親からの聞き取り調査などによって検証した.HEIM scaleで得点増加がみられた項目は「対人関係」「情緒発現」「変化順応」「恐怖反応」「非言語コミュニケーション」などであった.小児版意志質問紙による評価で改善した項目は「行動を始める」「課題指向的である」「携わり続ける」「習得の喜びを表現する」「技能を練習する」「挑戦を求める」「達成を誇らしげに示す」などであった.母親からは「笑顔をみせる回数が増えた」「余裕の行動がみられるようになった」「補助輪付きの自転車に乗れるようになった」「積極性が感じられるようになった」などが聞かれた
CiNii 論文 -  自閉症児における乗馬活動による症状改善と乗馬習得過程 : 1自閉症児を通して