(杉山, 他 1998) 自閉症とL-dopa

小児自閉症に対するl-dopa少量投与療法の検討 臨床効果について(原著論文)

Author:杉山直子(榛原総合病院), 杉江秀夫, 五十嵐良雄, 他
Source:脳と発達(0029-0831)30巻1号 Page51-55(1998.01)
Abstract:小児自閉症の一部に,脳内セロトニン,カテコラミンの低下がありうるという仮説に基づき,自閉症児に対しカテコラミン前駆物質の1-dopa少量投与し,症状改善の有無をcross-over designによる二重盲検試験により検討した.Cross-over analysisでは順序効果,時期による効果,薬剤効果を検討したが,薬剤の有効性は認められなかった.しかし症例によっては,一部症状の改善の認められた例が20%あった

自閉症に対して L-dopa 少量投与は、効果認めず。