バイリンガルへの挑戦

妻は娘に海外留学をさせたがっている。どうも小学校の先生に勧められたようだ。

もう少し、今しかない、めぐちゃんとのハワイでの時間をくれませんか。
めぐちゃんはもう少しここにいたい、そうです。
帰国したとき、岡崎先生と電話で話しましたが、めぐのチャンスもよく考えて生かすように、と言ってくれました。このまま中途半端で返したら、本当に苦労してお金だけ使って、何も残らなかった、ということになります。
ISAの妹として、彼女に無形のプレゼントをしたいのです。
HMに残ってもいいし、修了書が出る学校に移ってそれを持ってかえれば、万一、成蹊が合わなくなったとしても、帰国子女枠を使って他に行けるというメリットがあります。次の留学のとき、間違いなくヒストリーがあがります。
宏一さんには苦労をかけますが、将来きっとよかったと思ってもらえるように、がんばります。
いつか絶対、移住しましょうね。
私がその基礎を作りますよ。

娘のさまざまな可能性にかけたいという裕子の考えは理解できる。子を持つ親としては当然のことだ。
「無形のプレゼント」というのは「バイリンガル能力」ということだろう。少なくとも私はそう理解した。
バイリンガルに育てることには、当然メリットもデメリットもある。私は専門家ではないので詳細はよくわからないが、デメリットがメリットで打ち消される程度なら、つまりリスクとベネフィットの期待値が同程度なのであれば、全力で支援しよう。

まとめ
  • わたしは、めぐちゃんの海外留学を成功させようという、裕子の希望を叶えたい。
  • まずはバイリンガル教育に関して徹底的に情報収集をしよう。きっと良い方法が見つかるはずだ。