(中島 2001) バイリンガル教育の方法 12歳までに親と教師ができること 第2章

バイリンガル教育の方法―12歳までに親と教師ができること
今日は第2章で勉強

第2章●子どもの母語の発達と年齢

年齢と母語の形成

中島は社会言語学者柴田武の提唱した言語形成期(柴田 1956)の概念を拡張し、バイリンガル育成の立場から以下のような説を唱えている。

年齢 内容 バイリンガル育成にすべきこと
0〜2歳 ゆりかご時代 親の一方的な話しかけ、母語の骨組み 英語を聴かせる
2〜4歳 子ども部屋時代 自分から積極的に話しかける 歌・絵本などで英語と接する
4〜6歳 遊び友達時代 子供同士の遊びができる 本の読み聞かせ
6〜8歳 学校友達時代前半 親よりも友達の影響を受ける 読み聞かせ、親子の絆、日本語保持
9〜13歳 学校友達時代後半 母語の固定 母語の消失を防ぐ
まとめ

中島の説では、9歳以後は「英語の獲得」よりも「母語の保持」に注力しなければならない。しかし、めぐちゃんはすでに9歳。どうすればいいのだろうか?